(2)恥骨・坐骨々折(ちこつ・ざこつこっせつ)

① 病態

 骨盤骨折で経験上、最も多い例です。恥・坐骨②③は、前方と下方からの外力で骨折しており、恥骨と坐骨の両方が折れることも多く、併せて「恥座骨骨折」と書かれることが多いようです。

 交通事故では、自転車やバイクを運転中、出合い頭衝突で前方向から衝撃を受け、ドスンとお尻から落下して骨折しています。この事故発生状況では、腰椎の圧迫骨折を合併することもあります。   ② 症状

 横になっても座っても、鼠径部に強い痛みが生じます。坐骨骨折では、半腱・半膜様筋・大腿二頭筋により、骨折部は下方へ転位し、股関節の伸展運動ができなくなります。   ③ 治療

 片側の恥骨や坐骨の単独骨折は、ほとんどは安定型骨折であり、高齢者などは入院することがあるものの、手術に至ることはありません。安静下で、鎮痛薬や非ステロイド性抗炎症薬、NSAIDが投与されます。

 多くは、1週間の経過で歩行器を使用して短い距離を歩くリハビリが開始され、1~2カ月の経過で、後遺障害を残すことなく、症状は軽快しています。弊所でも認定例が無かったように思います。   ④ 後遺障害のポイント

 シリーズの最後にまとめて解説しています。    ⇒ 骨盤骨折 ③  

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 今年いくつか相談・受任を頂きました骨盤骨折について、交通事故110番から引用、シリーズで集中解説したいと思います。

 一口に骨盤骨折と言っても、骨折箇所や様態を細かく分類して覚えておく必要があります。まずは、安定型と不安定型に2分、それに属する傷病名別に整理します。   【1】骨盤骨折・安定型

 骨盤は左右の恥骨、坐骨、腸骨と仙骨で構成され、後方は仙腸関節、前方は恥骨結合で融合して骨盤輪を形成しており、体幹の姿勢を支え、身体の要となっています。

 骨盤骨折でも、内臓器損傷がなく、転位が小さい単独骨折では手術によらず、保存的に安静臥位で経過観察しています。深刻な後遺症とならないケースが多いようです。   (1)腸骨翼骨折(ちょうこつよくこっせつ)

① 病態

 腸骨翼は、腰の両横にあって、ベルトがかかる部位です。腸骨翼は、前方、後方、側方からの衝撃で骨折しており、出血を伴わないものは、軽症例です。

② 症状

 骨折部の強い痛み、歩行すると痛みが増強します。

③ 治療

 ドーヴァネイ骨折(ドゥベルネ骨折と言う医師もおりました)とも呼ばれていますが、入院下で、安静が指示されますが、1週間もすれば、歩行器使用によるリハビリが開始され、1~2カ月で後遺障害を残すこともなく、軽快しています。

④ 後遺障害のポイント

 シリーズの最後にまとめて解説しています。

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 例の山口県阿武町の誤入金問題で大きな進展がありました。ニュースの通り、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたT容疑者さんの出金先、決済代行業者3社が町に約4300万円をあっさり返還しました。  

 阿武町側が田口容疑者が税金を滞納していたことから、税金滞納者に対する徴収法に基づき、同容疑者の口座があるA銀行に情報提供を求め、口座からの金の動きを把握、決済代行業者を揺さぶった結果です。回収を果たした阿武町の代理人弁護士である中山先生は、テレビでしらっと「どういうわけか全額振り込んできました」のような事を言っていましたね(正確には9割回収)。法律関係者は気付いています。「たかが地方税数万円の差し押さえ手続きのついでに、少し脅しをかけただけで・・4000万円が」と言う「してやったり」、あるいは皮肉が込められているのです。

 多くの識者、周囲の弁護士さん達が感心していることは、中山先生がT容疑者の地方税滞納(わずかな金額でしょうが)に着目し、その取り立て・差し押さえを可能とする国税徴収法に基づいて、決済代行会社に圧力をかけた点です。法知識は元より、法律を応用して回収を果たした力業は称賛です。

 国税徴収法に基づく財産調査であれば、迅速にお金の流れを調査でき、滞納処分は強い処分なので、滞納処分の税金が少額であっても、口座全体を押さえることができるようです。今後、様々な事案に応用できる手段だと思います。以下、この機に少し勉強しました。   続きを読む »

家の祖母は悪口だけよく聞こえるようです    日常生活において「この人は、自分に都合のいい部分だけ切り取って話を聞いているな。」と思ったことはありませんか?これは、その方の性格によるところもありますが、実は「脳」が関係しているかもしれません。    例えば、人が大勢集まる場所で、「自分自身の話をしているグループの会話が聞こえる」、「気になる人の話だけはしっかり聞こえる」なんてことはありませんか?これは、心理学でいう「カクテルパーティー効果」と言われるものです。このカクテルパーティー効果とは、1953年にイギリスの認知心理学者 エドワード・コリン・チェリーが提唱し、音声の選択的聴取や選択的注意とも呼ばれています。コリン・チェリーは以下の実験にて、このカクテルパーティー効果を発見したようです。 続きを読む »

 今月、記事出しが滞っております。またしても交通事故と無関係記事になりますが、お付き合い下さい。    出張温泉シリーズに連なりませんが、コロナ渦中、山奥の一軒宿にちょこちょこ行っております。北関東の温泉はコンプリート状態ですので、そこから少し足を延ばして福島、宮城、山形が主なターゲットになっております。自家用車ではしんどい距離ですが、新幹線のおかげで南東北にある秘境温泉も半日もかからず到着します。

 今回紹介は米沢八湯の一つ、中でもマニア垂涎の2大一軒宿の一つ、滑川温泉・福島屋さんです。昭和の時代は電話も電気も通らなかった知る人ぞ知る秘湯も、もはやネットで名が全国に知れ渡り、Wi-Fi完備、なんら不便は無くなってしまったのです。電気だけは自家発電で、裏の滝の水力発電です。水道水はペットボトルのミネラルウォーターよりはるかに美味いです。

玄関からして愛おしい。

 

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 バイデン米大統領が来日しました。大統領の来日はおよそ5年前のトランプ前大統領以来でしょうか。当時、安倍首相とご飯を食べた銀座うかい亭、すっかり接待がなくなり行ってません。ここの鉄板焼きは美味しくて楽しいのです。    旧事務所の前は大騒ぎ 👉 トランプ様のお通りだい!    ジョー・バイデン大統領、明日のスケジュールは日米豪印首脳会議です。今回の訪日の主目的でもあります。日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国「クアッド」とは、早い話4か国の通商と安全保障の打合せです。とくに後者に関する想定国家は、当然に中国でしょう。ロシアのウクライナ進行ですっかり世界情勢は変わったと言えます。この流れの行き着く先は・・当のロシアや中国など覇権国家が、近い将来、南・東太平洋、さらには極東方面でも動きそうです。戦後80年にして、日本もいよいよ戦乱に巻き込まれるかもしれません。安全保障をより深刻に考える必要があります。

 日常業務はここ2年コロナのダメージを受けました。世の中がきな臭くなれば、その影響もあるでしょう。また、いつ来てもおかしくない首都圏の直下型地震も控えています。平穏に仕事ができることは、何と貴重な日々だったのか。仕事は常に周辺環境の変化で左右されます。個人の努力が及ばない不確定要素は多いものです。     日米豪印首脳会合 ウクライナ侵攻や対中国を協議へ   日本とアメリカ、オーストラリア、インド4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合が、きょう東京で開かれます。ロシアのウクライナ侵攻や軍事拡大を続ける中国など、緊迫化する国際情勢への対応をはじめ、幅広いテーマで議論が行われる予定です。

日米豪印による「クアッド」は、東シナ海や南シナ海での海洋進出など、軍事拡大を続ける中国の行動を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた4か国の連携の強化を目指しています。

主催国の日本政府は、去年に続き、2回目となる対面での首脳会合を通じて、ロシアによるウクライナ侵攻のような力による一方的な現状変更の試みをどの地域でも認めないことなど、国際秩序の強化を発信することを目指しています。

また、新型コロナを中心とする保健政策、経済安全保障に直結する重要・新興技術の保護・育成など、幅広い分野での協力の方向性や国際社会への貢献のあり方を示したい考えです。 <TBSニュースさまより>  

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 保険代理店時代、顧客さまで公共工事を受け持つ建設会社から、曳家(家をそのまま別地に移動せる工事)の保険契約の依頼が入りました。工事の依頼主はその家主ではなく、○県です。つまり、行政が代わりに行うので代執行になります。その工事を請け負った会社が、諸々の保険を手配したいとのことです。請負賠償責任保険・施設賠償責任保険・生産物賠償責任保険などに加入済ですが、万全を期すため、その家屋自体に保険をかけました。なんでも訳ありで、道路新設工事で立ち退きとなった家がどかないので、移動させるとのことです。○県からも慎重な対応が求められているようです。

 昨日の記事でも触れましたが、単にどかないだけの家屋を強制執行で移動させるなど、憲法・基本的人権が許しません。道路工事程度で”公共の福祉に反する”から強制執行・・などできないはずです。でも、この件には理由がありました。家主は立ち退き交渉に応じて、一旦補償金を受け取っていました。ところが、すぐさま引き出しておいて、信じられないことに「そんなお金は入っていない」としらを切り、居直ったそうです(子供かっ?)。これには○県も激怒、強制執行に踏み切ったそうです。その日、建設会社の担当者と一緒に私も立ち合いました。仕事<興味ですね。    朝から物々しい雰囲気です。○県の担当者と弁護士、警察も立ち合っています。そして、例の家主夫婦も自らの家が隣の空き地に引きずられていく間、行政の横暴を訴え続けています。定番の「聞いてないよー!」「訴えてやるー!」との叫びもありました。事情を知っている関係者は、一様にしらーっとした態度で無視しています。珍妙な場面です。ある意味、ダチョウ倶楽部のコントを見るようで、おかしくさえ思えてきました。

 一日中眺めている時間もないので、数時間で立ち去りました。後日、近くを通りましたが、その家は解体されていていました。近所でもすっかり有名となった、居直り夫婦は引っ越したそうです。中途半端な土地に家を移動されたことはもちろん、こんな騒ぎを起こして住み続けるメンタルはなかったと思います。

 行政と対立するにも、法的根拠は元より、正義が無ければ圧倒的な力に屈することになります。4630万円誤送金男も、刑罰が付かなかったとしても同じような運命になると思います。    

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 例の4630万円誤送金問題、進展がありそうですね。国や地方自治体が強制的に差し押さえする方法がありますが、個人口座から出金されてしまったら、時すでに遅きになるかもしれません。    さて、今回の事件のような行政庁と個人の紛争から、代執行を思い出しました。行政側が直接、個人に代わって行動を起こすことです。強制手続きとなりますが、誤送金問題は差し押さえ手続きなので、少し違う話ではあります。    行政代執行(ぎょうせいだいしっこう)・・・法律上、行政上の強制執行に類します。義務者が行政上の義務を履行しない場合に、行政庁が、自ら義務者のなすべき行為をなし、又は第三者をしてこれをなさしめ、その費用を義務者から徴収することをいいます(行政代執行法1条、2条)。単に「代執行」とも言います。    めったにないことですが、よくある例としてゴミ屋敷や空き家問題があります。前者の場合、悪臭やネズミ・害虫の発生だけではなく、道路交通の遮断や火災などから、周辺住民に差し迫った危険があると判断されます。再三の警告に従わなければ、ゴミは強制的に撤去され、家主に撤去費用の請求が届きます。この場合、家主(国民)の人権は二の次にされるわけです。後者ですと、行政が税金で空き家を解体することになります。多くの場合、家主や相続人の不在・不明から、持ち主の意思が確認できないので仕方ありません。  では、あくまで行政の言う事を聞かない場合はどうでしょう。道路建設などの立ち退き問題で散見されます。いくら説得しても、補償金を提示してもどかないので、最終的にはその家を避けて道路を作るしかありません。道路の中央分離帯に不自然に家が建っている、そんな映像をテレビで見たことがあります。居座る住人のメンタルはすごいものがあります。この場合、個人の人権が優先され、さすがに強制執行まではできないのです。私の実家も足立区の高速道路建設で立ち退き、埼玉に引っ越した経緯がありました。住民で反対運動の機運もあったようでしたが、結局「国には逆らえない」と、皆、補償金を貰って引っ越したそうです。

 強制執行とは文字通り国民の権利を蹂躙することですから、法治国家では簡単にできません。それでも強制的に代執行を進めるには条件があり、行政代執行法に規定されています。以下、久々に復習しました。  

 行政代執行法について以下、条文を抜粋します。行政書士試験の記述問題に出題されそうです。   <要件> ○ 代執行の対象となるのは、法律等(法律のほか、法律の委任に基づく命令、規則及び条例を含む)により直接命ぜられた行為、又は法律等に基づき行政庁により命ぜられた行為のうち、他人が代わってなすことのできるもの(代替的作為義務)である(2条)。

○ また、他の手段によってその履行を確保することが困難であり、かつその不履行を放置することが著しく公益に反すると認められることを要する(同条)。

<手続> ○ 代執行をなすには、原則として、相当の履行期限を定め、その期限までに履行がなされないときは、代執行をなすべき旨を、あらかじめ文書で戒告しなければならない(3条1項)。

○ 義務者が、この戒告を受けて、指定の期限までにその義務を履行しないときは、当該行政庁は、代執行令書をもって、義務者に通知する(3条2項)。

代執行令書の記載事項(3条2項)

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 本日のニュースは大リーグの大谷さんではありません。サッカー・ヨーロッパリーグで鎌田選手、長谷部選手の出場したフランクフルトが優勝しました!

 フランクフルトは日本からの直行便も多く、私も20数年前、ドイツ旅行の帰りはここから帰路につきました。1泊しかしませんでしたが、街の裏路地にある安ホテルはオカルトチック、思い出深いものがあります。      <サッカーダイジェストさまより>  5月18日のヨーロッパリーグ決勝で、鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルトは、PK戦の末にレンジャーズに勝利して戴冠を遂げた。UEFAカップ時代の1980年以来となる42年ぶり2度目の快挙だ。 日本サッカー界にとっても、歴史に残る偉業だ。日本人選手の欧州カップ戦優勝は、フェイエノールトで2001-02シーズンのUEFAカップを制した小野伸二以来20年ぶりのこと。鎌田と長谷部の快挙は今後も語り継がれていくだろう。    とくに、後半途中からキャプテンとして交代出場の長谷部選手、38歳でブンデスリーガ最年長ながら、ここ数年はリーガの準ベストイレブンに選ばれるほどの活躍です。フランクフルトは中下位のチームですから、これはすごいことです。長年、日本代表でもキャプテン、海外移籍先でもキャプテンです。リーダーシップがあり、周囲の評価からも人格者と言われています。「どんだけ整っているんだよ!」 早くも引退後、指導者としてのキャリアに期待されています。将来は日本代表を率いるかもしれません。    昨年の朝の挨拶は、「大谷さん、またホームラン打ったよ」でした。今年は「勝利投手になったよ」が混ざります(二刀流のおかげで2人分の話題です)。サッカーでは、来季のチャンピオンズリーグに数人の日本人が出場する見込みです。スポーツ選手の活躍に一喜一憂、これも日々のモチベーションになります。     ちなみに、妄想ですが・・もし、大谷選手が野球ではなくサッカーを選んだのなら、プレミアリーグ(アーセナルがいいな)と日本代表のゴールキーパーです。そしてリードされていたら、後半からはFWとして出場の二刀流を期待します。世界初どころかサッカー史上初、GKながらなんと得点王!!!、MVP獲得です。    

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 コロナ渦の影響か、昨年から有名人の自殺のニュースが続いています。先行き不安、閉塞感はいともたやすく人を窮地に追い詰めます。    警察庁のデータによると、「令和3年の自殺者数は21,007人となり、対前年比74人(約0.4%)減。 ○男女別にみると、男性は12年連続の減少、女性は2年連続の増加となっている。 また、男性の自殺者数は、女性の約2.0倍となっ ている。」 ピークは平成15年の34427人で、以後15年は減少が続き、昨年は減少も令和に入りやや増加の傾向です。コロナとは無縁ではないと思います。とくに有名人の自殺は影響力がすさまじく、しばらく連鎖します。高校生の頃、アイドル歌手の岡田 由希子さんの例を覚えています。    秋葉事務所では過去、重傷被害者さんを介護するご家族の自殺が3件、内未遂が2件ありました。ある日突然、日常を奪われた被害者本人はさることながら、その介護を担う家族の絶望感は計り知れないものがあります。そこで、精神的に弱っていると感じた場合、なるべく携帯電話をホットラインとして、24時間体制ででるようにしています。実際、深夜にかかってくることもありました。小一時間お話を聞いて、「また、明日考えましょう。お茶でも飲んで寝て下さい」と電話を切ります。これでも、少なからず効果はあったと思っています。

 最近の芸能人の自殺報道では、必ず電話相談のホットラインを案内しています。これは、とても良いことだと思います。死に取り憑かれた人の手を握りとどめるには、とにかく話を聞く事が第一です。    交通事故で四肢麻痺となった夫の介護を担うことになった奥さん、老夫婦の例を紹介します。

 バイクと自動車の衝突事故で脊髄損傷、全介護となった被害者さん、当然に後遺障害1級を取りました。事故は連携弁護士によって解決、それなりの賠償金を得ることができました。加害者との戦いは終わりましたが、被害者家族の介護の日常は続きます。首から下がまったく動かない御主人は不甲斐ない自身に苦しみ、涙を流しながら、毎日のように奥様に「早く殺せー!」と叫びます。

 対する奥様は・・・「ハイハイ、明日殺しますから、今日はご飯食べましょうね」とスプーンを口に運びます。なんと、人間はかくも強くなれるものか・・。    人は今日一日を生きるのに精一杯、余計な事を考えなくてよいのです。以来、「明日」こそ希望のキーワード、魔法の言葉と思うようになりました。    奥様は、事故後に介護の勉強をして、心療内科の医師の指導も受けています。なんとか、持ちこたえているのです。介護や心理の専門家だけではなく、常に家族、友人とのコミュニケーションをとるようにしています。時にはヘルパーさんに介護を任せて外出や旅行もするようにしています。介護を担う者には、周囲の物理的・精神的助力が絶対に必要です。そして、その為のお金も当然に必要です。しっかり賠償金や保険金・補償を得ることの意味はそこにあります。    

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ウーバーイーツの配達員も労災に入れます!

 

 ひと昔前までは考えられなかったような職業や雇用体系がどんどん生まれています。そのため、新たに生まれてきた産業の個人事業主にも、労災が適用できるよう令和3年9月1日から対象が拡大されました。その対象となったのは、「自転車を使用して貨物運送事業を行う者」と「ITフリーランス」です。

 これまでは「自動車及び原動機付自転車を使用して貨物運送事業を行う者」を一人親方等として特別加入の対象としていたが、自転車も含まれるようになりました。但し注意が必要なのは、「貨物運送事業」は通勤災害の保護の対象ではないので、事業の範囲内で自転車を運転する作業、貨物積卸作業とこれに直接附帯する行為で被災した場合には業務災害として認定されます。

 

 代表するものでいえば、今流行のフードデリバリー従事者でしょうか。ウーバーイーツやmenuもなども個人事業主として扱われておりますので、この事業を継続するようであれば、特別加入制度を利用した方がよろしいのではないでしょうか。

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 参った。雨の病院同行、しかも朝の通勤・通学ラッシュと被り、バスに傘差し長蛇の列、これでは診察時間に間に合いません。タクシーで向かうことになりました。

 久喜を田舎と見くびっていました。JRと東武線が乗り入れ、乗降客の多いこと。とくに周辺に学校が多く、小・中・校・大の学生さんが波のように大挙降りてきました。    病院同行の内容は、主治医が異動かつ半年ぶりの通院ながら、理解ある医師に恵まれ、滞りなく画像検査と診断書の記載に進みました。疲労困憊となるところ、救われた気分です。    

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 ご存じの公金返還拒否問題・・・山口県阿武町での新型コロナに伴う住民税非課税世帯への臨時特別給付金10万円を、対象の全世帯相当分の計4630万円を誤って1世帯に振り込み、回収できなくなっている事態。

 間違って4630万円が振り込まれた男性は「お金はすでに動かし、もう戻せない」と主張しており、返還を拒否の態度を鮮明にしました。そこで阿武町は、弁護士費用を乗せた5115万と返還までの年3%金利の民事訴訟を起こしました。それに従い、返還拒否者の名前は非公開だったものの、氏名が公表されることになりました。

 この民事訴訟の主な法的根拠は「不当利得返還請求権」(民法703条)となります。民法の初歩で習います。誤って得たお金を返すことは道徳ですが、法的にも返す仕組みは構成されています。しかし、現実社会において、この訴訟でお金を無事に取り返すことはかなり困難です。よくある例として、利得者が「使っちゃってもうない」で済んでしまう現実があるのです。すると、請求者は「本当に使って無くなったのか?」を調べなければならないのです。これまた事例では、利得者は「ギャンブルで全部すっちゃった」と決まり文句で回答します。実は現金を隠しているのかもしれませんが・・。つまり、回収は大変なのです。    昔のことを思い出しました。私の直接のお客様ではなかったのですが、かつて支払い部門の担当者が、誤って100万円位?の傷害保険を支払ってしまい、その回収に四苦八苦していました。保険会社の保険金支払いはその金額が大きくなる程、支払い部門の担当者→主任→センター長→支部長と、段階的に稟議を通すことになります。実に慎重です。なぜなら、間違って支払った保険金が絶望的に戻らない事を知っているからです。その点、阿武町はじめ、役所の公金の扱いは甘いなぁと思うのです。    さて、全国からお尋ね者扱いとなった山口県の利得者さんですが・・このままお金を得たとしても、今後の就職や不動産購入はじめ、様々な場面で信用性ゼロの人生となるはずです。日本にはいられなくなります、5000万円程度のお金で人生を棒に振るのか・・私は金額の問題のような気がします。 かつて日本の公務員が公金を横領、それを貢がせて、まんまとチリに持ち帰ったアニータさんはお金を返さず逃げ切ったのでしょうか? (チリでは貢がせ成金キャラとしてタレントになったそうです。) これは数少ない成功例ではないでしょうか。   続きを読む »

高齢者の免許更新に新情報

 さて、今回の講習では最近の道路交通法令の改正について、解説がありました。この記事を読んでくださっている方々には、まだ早いかもしれませんが、ご家族に該当する方がいるかもしれませんので、チェックしてみてください。

 申請による運転できる自動車等の種類を限定する条件等の免許への付与または変更に関する規定が整備され、安全運転サポート車等限定条件付免許が導入されたようです。(令和4年5月13日以降)近年、自動車の性能向上により様々な機能が搭載された車が増えてきましたが、「自動ブレーキシステム」や「ペダル踏み間違い抑制装置」などです。限定の対象となるのは普通自動車で、次のいずれかに該当するものに限定されます。

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GW報告

 今回のGWでは、2日と6日に平日がありましたが、私は5月2日に有給を頂き、免許の更新に行ってきました。わざわざGWに行くことないだろうと思われますが、日曜は受付時間に制限があり、且つ非常に混んでいるため、今回の平日を利用して少しでもストレスなく更新をと思ったのです。しかし、皆さん思う事は同じようで…。

 午前10時に到着したのですが、「更新の方はこちらにお並びください」という看板が入口に設置されており、外には少なくとも50人は並んでいます。担当の警察官に事情を伺うと、「新型コロナウイルス対策によって、場内の人数制限と列に一定の空間を取っているため、長蛇の列になっている。また、GW中で想定以上の人数が来場されている。」との事でした。また、上限の人数に達した場合には、受付時間内であっても受付を打ち切るとのことなので、急いで最後尾に並びました。普段であれば、申請書を受け取り、手数料の支払い、視力検査、写真撮影まで10分程度で終わるものですが、この日は申請書を受け取るまでに1時間かかり、写真撮影を終えたのが、なんと12時前でした。遅くとも11時台の講習に間に合うだろうと予想していたのですが、12時40分からの講習となり、免許の更新でほぼ一日がつぶれてしまいました。

 しかし、今回の講習では勉強になることがありましたので、次回のブログにて記載したいと思います。   

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 皆様、GWいかがお過ごしでしたでしょうか。コロナ下ながら旅行・行楽、人の移動がやや戻ったようですね。

 3日間、山形の秘湯、白濁の硫黄泉に浸かってまいりました。天気に恵まれ、露天風呂ですっかり日焼けしてしまいました。虻にも刺されました。 帰りのTシャツの火薬臭が堪りません。    今回の温泉猫。 大人しい猫ちゃんです。鳴き声を放たず、渋い雰囲気をだしていますが、撫でるとお腹を見せて甘えてきました。  

   さぁ、今日から頑張りましょう! (手抜き記事ですみませんニャ)    

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