【事案】

路上で横臥していたところ、自動車にひかれた。頭部は頭蓋骨骨折、急性硬膜下血腫との診断。顔面は右頬骨骨折により、顔面神経麻痺を併発、さらに、視神経骨折により、片目を失明した。

【問題点】

手術痕を含めた線状痕の他に、こめかみから頬にかけて陥没痕とゆがみが見られた。事故前の写真と比べると、人相が変わってしまったくらいはっきりしていた。いつもの通り、経過的な写真を残し、申請に備えた。

【立証ポイント】

醜状を示す詳細な写真(事故前、事故直後、症状固定時期の最新)の打ち出しを準備、提出した。面談の要請もあったが、これも問題なくクリアした。

※ 併合の為、分離しています。

(令和3年2月)  

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 ご存じIOCのバッハ会長、再来日したそうです。オリンピックの総括の中で、やはり、開会式の同会長スピーチの長さが挙がったようです。昔から会社や学校の朝礼、結婚式のスピーチ(とくに乾杯の挨拶、ビールやシャンパンの泡が・・)など、古今東西、長い話を好む人はいません。    話の長い人は、たいてい年配者です。あれもこれも言わなきゃと、話す内容をてんこ盛りにしてしまうのでしょう。つまり、加算思考です。これは昭和の思考回路と思います。対して、必要最低限に削るスリム化を良しとする、これは平成以降の価値観とします。こうして、話の長い大人(立派なスピーチに仕上げたい) 対 しびれを切らす若者(早くスマホチェックしたい)、世代間ギャップが出来上がります。

 オリンピックは世界最大の運動会ですが、小学校の運動会や朝礼でも、バッハ会長ではなく校長の長いスピーチに、貧血気味の子はバタバタ倒れたものです。私も小学校時代、炎天下、かげろう揺らぐ朝礼で、斜め前の女子が急にかげろうのようにゆらぐと、倒れてきました。すると、私の前の子が避けたものですから、私がギリ抱き留めました。駆け寄った保健室のおばちゃんが介抱とともに、避けた前の子を叱っていました。その子は悪意なく、びっくりしてとっさに避けただけでしょう。その間も続く、校長先生の話・・。「叱る相手が違うだろ」、と子供心にも思いました。

 二人目、三人目が倒れるころ、ようやく、校長訓話は中止の判断となりました。あきらかにおかしい。校長のありがたい訓話が優先、子供の健康軽視なのです。これは、戦争中の精神主義の時代ではありません。昭和後期まで、こんなことが全国の小中学校で横行していたのです。今なら、保護者からクレームの嵐、教育委員会からも厳命必至、炎天下の朝礼など許さないでしょう。    バッハ会長のおかげで、このエピソードを思い出すことになりました。年長者の話は長い。若者は我慢して年長者の有難い話を聞かなければならない。この構図こそ、「老害」と呼ばれる綿々と繰り返される歴史の反復性、世界共通の普遍性ではないでしょうか。私も老害と呼ばれる側の年齢になりました。若者に嫌われないよう、何事もスリム化思考を心掛けたいと思います。    

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