【事案】

自動車搭乗中、後続車の追突を受けた。紹介筋の勧めもあり、早期に相談にいらした。

【問題点】

受傷機転、症状ともに軽度であった。また、通院回数も少なく、正直、認定は厳しいと思った。何より、ご本人が多忙で途中から音信不通となり、業務に支障が生じた。

【立証ポイント】

そもそも、本件のご相談を頂いたのが事故から2日後、面談をしたのが1週間後であったので、リハビリ設備の充実した整形外科に週3~4回の通院を継続し、半年後に症状が残存しているようであれば後遺障害申請を実施するというプランが早期に練られていた。

それでも仕事が忙しく、通院回数は少なめとなった。さらに、連絡不通等の問題が山積、画像や書類収集にも時間がかかり、早期に相談を頂きながら申請書類が整ったのは事故から1年3ヶ月も後であった。

誰もが後遺障害等級認定については諦めていたが、14級9号が認定された。令和初のサプライズ認定となった。

(令和1年5月)  

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 最近のご相談・ご依頼の傾向ですが、掲題のように感じています。

 周囲の弁護士事務所さん、関連業者さんからの情報ですと、年々、交通事故の受任が減少傾向と聞いております。交通事故数そのものの減少もあるかと思いますが、それよりこの10年、交通事故への参入業社の爆発的増加が主因と思います。つまり、食い合いによる依頼者の分散が起きていると考えられます。しかし、それも昨年~今年になってピークが過ぎたように感じます。おそらく、収益バランスの悪化から、各業者とも交通事故への熱が下がり始めていると思います。大手法人事務所による、年間1億円を超えるようなリスティング広告も限界があるはずです。中小の事務所にとっても、交通事故の受任数だけでは経営は成り立たないでしょう。

 そのような中、弊所ではかつての依頼者様、または依頼者様の紹介による受任は確実に増加しており、いずれ遠からず受任の主力になると予想しています。どのような業務であっても、間違いのない仕事は評判となり、月日をかけてブランド化します。実力ある者は長い目でみれば必ず報われるものです。

 新規のご相談の場合、とりわけ重傷者さんは、依頼先の選定に慎重です。既に2~3軒あたっている方もおります。「どのような事務所に依頼するか?」迷っている方には、最もシンプルなアドバイスをしています。

 ○○さんのおケガが「腰椎圧迫骨折」であれば、相談先にズバり聞けばよいのです。

 「先生、腰椎圧迫骨折の受任の経験はお有りですか?」

 ここで、知ったかぶりや誤魔化しがなく、よどみなく経験から説明できる先生に依頼すれば良いのです。その点、手前味噌ですが、2~3例程度では済まない、弊所の実績が物を言います。前例、しかも数パターンから、その傷病名の立証、続く賠償構想も5分もあれば説明する自信があります。やはり、経験値=実力と言えます。よくある専門用語満載の(張りぼての)HPを誇る事務所に出向き、あるいは電話をして、先の質問をぶつければ、容易にメッキが剥がれると思います。

 経験を積み重ねていく仕事は、ただちに成果の出ない地道なものです。あと少しの宣伝力が望まれますが、”丁寧な仕事、常に知識を深める、経験を積む”といった基本姿勢はブレずに続けていきたいと思います。

    

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「交通事故被害者救済」がスローガン! 病院同行に日夜奔走しています。解決まで二人三脚、一緒に頑張りましょう。

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部位別解説 後遺障害等級認定実績(初回申請) 後遺障害等級認定実績(異議申立)

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