【事案】

原動機付自転車にて走行中、交差点にて右折してきた車に衝突され受傷。事前認定で後遺障害申請をするも、結果は非該当であった。

【問題点】

上腕骨の癒合を待っていたが、不全癒合が続き、偽関節化してしまった。腸骨移植手術を受け、事故から4年後に症状固定となったが、自覚症状には骨採取した腸骨についての記載のみであった。診断書のお粗末さも原因の一つだか、自賠責は簡単に判断してしまったよう。 【立証ポイント】

早速、医師面談の日程調整を図り、主治医に今回の趣旨を説明。上腕部の残存する症状について後遺障害診断書に記載していただいた。また、受傷直後から現在に至るまでの外貌写真、CT・XP画像打出しを時系列に添付し、いかに、本件の怪我が重篤であったかを視覚でも訴えた。

この労力が功を奏したのか、14級9号認定だけはくれた。また、腸骨採取による変形についても主張したが、腸骨のレントゲンが経時的に撮影されていないことを理由に非該当となった。申請から認定まで4ヶ月を要し、腸骨画像の追加提出依頼があり、延長通知は2回となった。自賠責は腸骨の変形について12級認定するか否か、今度は悩み、慎重に判断したに違いない。

(平成31年1月)  

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 一般に歳をとれば諸々の能力低下は当然で、とくに物忘れが頻発すると、認知症へまっしぐらです。私の家にはおばあちゃんがいましたので、その経過を経験することができました。現在、両親もその経過の途上、だんだん物忘れの間隔が狭まり、記憶する力の低下を実感しています。昔のことは割りと記憶しておりますが、3日前、前日、ついさっきのことを記憶に留めておくことが難しくなってきました。これは、記憶する能力の低下で、正確には記銘力の低下となります。    記憶障害については、かつてこのように整理しました。⇒ 前向性健忘とど忘れ      かく言う私も、若いころに比べて記憶力の低下を感じます。

 例えば、芸能人の顔と名前を覚えることが難しくなりました。只今、人気No.1の乃木坂46の皆さんは全員同じ顔に見えます。名前もセンターの白石さんしか知りません。グループのコンセプトで、似たような髪型・メイクにしているのでしょうか?欅坂46に至ってはすべて諦めています。その点、AKB48の皆さんは何人か名前と顔が一致しますので、個性が強かったように思います。 記銘力低下は、アイドルが同じ顔に見え出したところからスタートするのかも知れません。

 また、認知症状の一つとして、親しい人、家族の顔すらわからなくなることがあります。これも、単なる視覚性の記憶力の低下であれば、年相応の能力低下で済むでしょう。一方、外傷性の脳損傷による相貌失認(そうぼうしつにん)と呼ばれる症状を、数例、経験しています。程度が酷いと、表情から怒りや笑いなど、人の感情すら読み取ることができないようになります。また、相貌失認は先天性の疾患のケースもあるようです。    ブラッド・ピットさんの例 ⇒ 1冊のメモ帳と相貌失認    障害レベルとは程遠いですが、私は子供の頃から人の顔・名前を覚えることが苦手でした。失礼のないよう、意識的に覚えるようにしてきたものです。これも最近、芸能人の識別から低下の兆候が伺えます。

 例えば、最近テレビでユースケサンタマリアさんが歌っていましたが、「すげぇ!こんなに歌上手かったっけ?」とびっくりしました。しかし、後になってわかったのですが、それはユースケさんではなく米津 玄師さんでした。最近、顔が似ているというより、髪型・メイク・服装から寄せてきている芸能人が多くなったと感じています。ガリットチュウ福島さんの悪影響もあるかと思います。  

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