事務所のスタッフさんは3人とも平成生まれ、彼らも来年には、早くも前時代生まれとなります。
昭和生まれなど、もはや歴史上の人物です。物の解釈や流行など、世代間のギャップを感じることもしばしば・・しかし、世代を超えた共通項の発見に驚愕することもあります。
例えば、タイトルのドリフネタ。解説はいらないと思いますが、一応。 「8時だよ全員集合」のコントで、志村(あえて敬称略)の後ろに幽霊が現れます。この番組は信じられないことに、ほんとんど毎週、劇場を生放送していました。劇場ですから観客がおりまして、観客席から観れば、志村の後ろの様子がわかります。そこで、志村からは死角になる幽霊ですが、観客の子供達が「志村、後ろ!後ろ!」と教え叫ぶのです。しかし、志村が振り返ると、幽霊は隠れてしまいます。これを数度繰り返す、劇場一体型のコント成立です。
このおよそ40年前のコントですが、なんと、平成生まれの皆さんもご存知なのです。一体、どこで知ったのでしょうか?恐らく、テレビの回顧企画で目にしたのでしょう。それにしても、「俺たちひょうきん族」さえ飛び越えて、ドリフネタの普遍性に今更ながら驚くばかりです。
普遍性などと表現しないまでも、お約束、定番ネタを創造した者、その影響力はすさまじいものがあります。もし、一連のギャグを特許申請すれば、それだけで年間数百~数千万万円の価値ではないでしょうか。 日常の使用例として、この応用が事務所内でも頻繁に発生しています。例えば、電気給湯器の調子が悪く、スタッフさんから「先生、業者に連絡しますか?」と聞かれました。内心、”いざ、業者が見に来ると、調子よくなるんだよなぁ”、”そして、業者が帰るとまた調子悪くなる”。完全に故障していない機械は始末悪いもので、得てしてこのような面倒に陥ります。これを「志村、後ろ!後ろ!」現象と説明しました。平成生まれも妙に納得する事象説明となります。
このように、ドリフを起源とした表現や慣用句は多くみられます。これも、二時代を超越した、昭和が残した遺産の一つではないかと思います。
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