新たな請求漏れが起きる仕組みを解説します。まず、改定(搭乗者傷害が人身傷害に吸収される)前後の約款を比べてみましょう。
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損保ジャパン「ONE STEP」 平成25年証券搭乗者傷害が人身傷害に吸収された ↓
損保ジャパン「THE クルマの保険」 平成26年証券さて、新約款では搭乗者傷害がなくなりました。それでも、人身傷害保険に含まれる特約として、事故で5日以上入通院した場合、旧搭乗者傷害保険の名残りである「部位症状別払い」に同じく、即時に定額の10万円or20万円が発生します(しかし、この改定で、骨折以上の重傷による高額保険金(最高100万円)が無くなってしまいました)。契約自動車に乗っている時のケガであれば、搭乗者傷害保険は相手からの賠償に関係なく支払われるので、代理店さんも習慣的に忘れることなく、請求の案内をします。 続きを読む »