今月の札幌出張は病院同行です。

 長い治療期間、骨折の治療でいくつかの病院に通いました。毎度のことですが肝心の高次脳機能障害は十分な検査が成されていません。訪問した病院では既に主治医は転勤しています。それでもまず、最初の脳外科に戻って必要な検査の実施について検討しなければなりません。

 運よく、代わりの医師は高次脳機能障害の評価に速やかに応じていただけました。続いて最後のMRI検査を経て、言語聴覚士の先生と神経心理学検査の選択について打合せをしました。ここで検査について「何をどこまでできるか」を確認、短時間ながら綿密な計画を策定します。最後に医事課と一括対応の継続について調整、これにて被害者は高次脳機能障害の立証に向けてレールに乗ったことになります。飛行機代をかけてまで随行するのはこのような流れに誘導するため、現場で話をつけることが最も確実だからです。      coordninate     それでは恒例の温泉立ち寄りをレポートします。千歳空港から50分足らずの登別温泉に泊まりました。ろくに夏休みを取っていないのでよい休暇となりました。宿はビジネス利用っぽいホテルですが、高層階からの山々が美しい。 2015082104430001  温泉ですが、「源泉かけ流し」をうたっているホテルであっても多少は温泉を加工しています。大勢の宿泊客を受け入れる宿では循環式が普通です。循環を用いず、かけ流しとしながらも加水や加温、止む無しでしょう。やはり、お湯は香りも味も薄く、勢いがありません。そこで公共浴場「さぎり湯」を目指して温泉街をそぞろ歩き。ここでは引き湯を工夫して自然な温度低下を心がけているのか、硫化水素のパワーを感じることができました。硫黄臭は濃厚、味はレモン、酸性ながらピリピリ感は薄く、マイルドな湯ざわりです。  久々に「これぞ硫黄泉!」を堪能しました。湯上り後に着たシャツに火薬の匂いが残りました。

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