最近、弁護士先生から寄せられた質問について、質疑応答。(内容は若干脚色しています)
Q)肩甲骨を骨折した被害者さんですが、肩関節が脱臼し、もちろん整復はなされたのですが、以後も2度脱臼を起してしまい、肩関節に不安定性を残しています。この場合、後遺障害の認定は何級でどのように立証したらよいでしょうか?
A) 不安定性と脱臼癖は程度の差と言えるかもしれません。
イメージでは 不安定症 < 動揺性肩関節 < 脱臼ぐせ < 完全脱臼
脱臼は大きく分けて2種、関節唇の損傷による前方脱臼(図1)であるバンカート病変、上腕骨の骨頭の損傷によるヒルサックス病変です(図2)。他には後方脱臼も外傷によって起きることあります。 続きを読む »