本日は足首(距骨)の骨折で足関節が良く曲がらなくなった被害者さんの病院同行です。
相談会に見えられたときにはすでに後遺障害診断書は完成しており、他動値は以下の通り・・・ 健側:左 患側:右 (けがをしていない方) (けがをした方) 背屈 10° 底屈 35° 背屈 10° 底屈 30° さて以下の表と比べてみましょう。
部位
【事案】
横断歩道を歩行中、右折車と衝突し、転倒受傷。左膝を強打。
【問題点】
左膝に痛みが残り、膝関節の可動域も制限されていた。
【立証ポイント】
MRI検査では関節液の貯留は無く、骨や軟骨にも異常は見られなかった。前・後十字靭帯、内・外側側副靭帯にも異常無し。症状固定日には可動域測定に立ち会い、間違いのない計測値を監視した。膝関節においては12級程度の可動域で測定され、診断書に記載されたが、その可動域の原因となる画像所見は認められず、結果、局部の神経症状、痛みの残存として14級が認められた。
(平成25年6月)