■ 後十字靭帯損傷 

    ↓ 膝を裏側から見ます   膝の真ん中後ろに、前十字靱帯(ACL)と交差するようにある靱帯が後十字靱帯  PCL= posterior cruiciate ligament です。

 ACLに同じく膝の前後の安定を保つ働きをします。特に脛が膝から後方へずれないように引っ張っている様子が左の模型図からもわかります。     <損傷の原因>

 前十字靱帯に比べ2倍の強度があるため、その損傷には強大な力が必要です。膝を90°に曲げた状態で、膝下の脛骨に前方から力が加わり生じます。スポーツ外傷や交通外傷などによることが大半を占めます。自動車では衝突の際、膝をダシュボードに打ちつけて受傷することが多いとききます。また膝蓋骨・脛骨顆部骨折や側副靭帯の損傷と併発することも多く、周辺組織の修復術が伴います。

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